tsutsuiの作業記録置き場

NetBSDとかPC-6001とかの作業記録のうち、Twitterの140字では収まらない内容や記事としてまとめるべき内容をとりあえず置いてみる予定

PC-6601を入手しました

成人の日にとあるハードオフPC-6601 を見かけてしまい、つい買ってしまいました。
税込み 8,640円。

付属品はデジタルRGBケーブルと(ドライブの中に入れっぱなしの) 1Dのユーティリティディスクのみ。


PC-6601 専用のソフトというのは思いつかなくて、とりあえず初代P6用のデモテープを動かしてみました。

あぴミクさんデモ

  • 最初の「Now Loading」の文字がなぜか出ない。 COLOR文で指定している値がマズい?
  • テキスト画面が黒地に白文字なのでちょっと違和感

Tinyみずいろデモ

  • ボーダー部分(画面上下左右のグラフィック描画領域の外側)が黒なのでなんか違和感
  • BGM演奏より画面描画およびメッセージ表示が遅いのか、ループ最後の BGM終了待ちが間に合わずタイミングがズレる

考えられる要因としては

  • BGM演奏のよっしゅさん製PSGドライバが使用している 2ms 割り込みの周期が微妙に速い
  • メッセージ表示待ちの FOR文の実行速度が微妙に遅い
  • 画面描画(特に LINE文の BF 指定による矩形塗りつぶし)の描画速度が遅い
  • (初代P6とは VDG が違うので)全体的に VRAM アクセスによる停止時間が長い

あたりかなあ、というところですが、詳細は調べていません。
あぴミクさんデモでは BGMとテープの速度はそんなにズレていなかった気も……。

オープンソース」な「みっくみくにしてあげる♪」

PC-6601といえば「オープンソース」のタグも付けられているこの動画です。


とりあえず適当にノートPCのヘッドホン出力にデータレコーダのケーブルを直接つないで再生しつつ実機で CLOADしてみると、 Tinyみずいろデモでの苦労 がウソのように 2回目くらいで普通にロードできてしまったので、モニタ用の分岐ケーブルを作ってサクッと動画に撮ってみたのが↓これです。


撮影に使えそうなノートPCが 15年モノの Let's Note CF-T2 (PentiumM 900MHz) と N455 AtomMSIネットブックしかなく、ネットブックでは非力すぎて動画再生が追いつかなかったので、動画では NetBSD/i386 7.1_RC1 + Firefox 50.1.0 を入れた CF-T2 を使用しています。
実機動画撮影って「余計なものが映らないようにするセッティング」が一番大変ですよね……

Androidタブレットではどうかと試してみたのですが、ヘッドホン向けのフィルタ補正が入るのか、あるいは耳保護用の何かが働いているのか、PC-6601本体側はまったく反応してくれませんでした。(モニタスピーカーから音は出ていたので何も出ていないわけではないはず……)

元動画製作者の タイニーPさん からも反応いただきました。

「動画再生音声をいきなりデータレコーダー入力に直結」というのはあまり想定されていなかったそうです。

Windows環境だと擬似ステレオ等々の「人が聴く用」の補正がいろいろ入る一方、データレコーダーのロードでは Tinyみずいろデモトライ時の記事 で引用したように 強力な波形補正が入る ので、普通であればいったんテープに録音してから改めてデータレコーダーでロードするのが無難だと思います。

投稿したデモ動画でも、ロード時にデータ化けしているのか一部の発声がおかしいところがあります。

リテイク前の別の動画を確認するとちゃんと「ずーうっと」に聞こえる声になってました

今後の予定

PC-6601 といえば音声合成FDD ということになるのでしょうが、どちらもハードルが高いので微妙かも。その気になったらまた何か試してみようと思います。 その前に置く場所をどうするんだという問題